こんにちわ。
小生、八神。
ひとつ、慎重かつ大胆に振ってみっか。
さて、本日のアルマさんについて。
午前6時。いつもより入念に髭をそり、丹念に歯磨きをする(口臭予防)。
バスに乗ってアルバイト先に到着。
アルマさんはどうやらバス通勤ではないらしい。
朝、参集前に若干の空き時間。
ここが狙い目。
アルマさんを発見!
やはり小西真奈美似で美しい。
華奢な輪郭に、色白で知的。地味ではあるが小綺麗に手入れしている。
緊張を抑えきれない。何なんだこの胸の高鳴りは。
そう思った瞬間。
バッチり目が合ってしまった!
「しまった!ガン見していたことがバレたか”(-“”-)”」そう思った。
その瞬間
なんとアルマさんの方からこちらに接近してくるではないか!!!
ぉ、ん、おぉほ、ほぉぉーーーん!
アルマさんはそのまま八神の方へ。
あちらから話しかけてきてくれた。
アルマさん「ぁ、おはようございます」:完全に小西真奈美。警戒感は薄れている模様。
八神「ぁぁん、んほ、ぉおはようございますぅ。」:言葉にならない声を絞り出す。口臭に細心の注意を払い、マスクの上を手で覆う。
アルマさん「ぁ、司法試験されてたって昨日お話しされてたので、、」:完全に小西真奈美。
八神「ぁあん、ほ、ぇえっとそうなんですよぉ。でも結局合格できなかったんですけどぉ、んほ。」:八神
アルマさん「ぁ、ロースクール行かれてたんですか?」:完全に小西真奈美。
八神「ぁあん、ほぇ、ええ。一応ぅ。。。。。。」:もっと気の利いた事言えないのかよ!と自責の念。
アルマさん「へー、すごいですね!私予備試験からなので、、、。ロースクール行くお金なくて。」:完全に小西真奈美。
八神「んほ、えぇ。いやぁ、予備試験からなんてすごいじゃないですかぁ、、。頑張ってくだいさいねぇ、、、んお」:もっと、会話続けんかい!これ完全に自分から会話終わらせに行ってるし!連絡先聞け―!!
※八神、この時点で、どう連絡先を聞くかに気を取られ会話がおろそかになっています。
アルマさん「ぁ、また色々教えてくださいね」:完全に小西真奈美。完全にフェードアウトモード。
八神「んほ、ぇええ。あ、んはい。」:おいおいおいおい!
流れ的に、ここで連絡先を聞くのは流石に引かれるでしょう。
恋愛偏差値Fランクの私でも理解できました。
連絡先をどうしたら交換できるか、頭はそのことでいっぱいでした。
そのまま、始業。
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昼休み
アルマさんは早々に昼食を済ませ、伝家の宝刀アルマ民法を読もうとしていました。
そこで、奴がやってきました。
そう
チャラ男です。
軽いノリでアルマさんに話しかけています。
クソっ!!!
アルマさんも笑顔。
じぇじぇじぇ!(;’∀’)
じぇじぇ、ジェラシー!!!!!!!!!!
クソがっ!
何だか楽しそう。。
しかも、何やらお互いスマホを取り出しています。
まさか(;’∀’)
連絡先を交換しているんじゃないか( ゚Д゚)
八神は自作のおむすびに武者振り付きながらその様子を指をくわえて見ていました。
飲み干した激安缶コーヒーをグッと握りしめる。
やはり将来性のある若い男の方がいいですよね。
アルマさんからすると、八神なんて司法試験の為の情報収集の手段に過ぎないですよね。
どうにかアルマさんから連絡先を聞きだすことができないか。
最終手段。
連絡先を書いた紙を渡すしかないか。
アルバイト終了まであと1日。