6月1日よりアルバイト再開しました。
糞のような輝かしい毎日が始まる。
これから夏に向けて厳しい季節が続く。
だが、何も考えずひたすら機械のように動くこの仕事は司法試験撤退のリハビリには最適だ。
社会復帰の為のリハビリ。
一見極めて明白に合理的でない選択をしているようだが、年齢を重ねると言葉では説明できない選択をすることがある。
他人から見るとなんでそんなことしてるの?と思われるだろう。
でも
それも悪くないと思える。
スッと自分の落としどころに着地するような、腑に落ちるような感覚。
とにかく、世捨て人のように社会から断絶した暮らしがしたい。
うだるような暑さの中、ひたすら通行人を眺める。
幸せそうなカップル、レストランに入っていく家族連れ、忙しそうに歩くサラリーマン。
三者三様。
そこには色んな人生がある。
「はい、渡ってくださーい」
「オーライ」
繰り返す言葉の中に
稀に
「いってらっしゃい」
と呟いてみる。
それぞれの人生に少しの後押しを添える。
沢山の人生を俯瞰して眺めるこの仕事が案外気に入っている。