ブログを開始して2年以上になる。
日々の思いを書きなぐってきたわけだが、それなりに読者がついていることに改めて感謝したい。
Twitterのフォロワーも一時期は激しく増減していたが、今ではジリ貧の中にも安定感を見出すことができている。
それはとりもなおさず一定の読者層が私を支持してくれているのだろうと思う。
記事だけを見ると、我ながら稚拙で幼稚なことばかり並べ立てていて、どこに需要があるのだだろうかと思うわけだが、私の生き方や人生観に少しでも興味を抱いてくれていると思うと、少しこそばゆいく端的に嬉しく思う。
正直言って日々の暮らしは淡々としている。
ダイナミックな動きも無いし、大きく心が動かされることも無い。
読者層の中には司法試験の失敗から再起をかける私の姿を見たいと思う人もいるかと思うが、表面的な兆候が見え隠れする時期こそあれ、今のところ私の心境に大きな変化はない。
しかし、これが現実であると感じている。
寄せては返す波のように絶望と希望が交互に押し寄せ、大きな一歩を踏み出せないでいる。
多くの司法試験撤退者が同様の心境のまま、自身の思いとリアルの中に折り合いを付けて生活している。
人間はいつしか人生を逆算して考えるようになる。私も残された人生は多分多くない。
そして人生をより豊かで後悔の無いものとするため、人生を楽しむという目的に焦点を当てるようになる。
「人生は一度きり」
中高生や意識高い系大学生に重宝されてきた万能の言葉。
使い古されてこの歳で発するのも憚れる言葉。
その言葉の重みにどれくらいの人が気づいているだろう。
人生は一度きり。