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予備試験におけるたった一つの弊害

八神の思うこと

おっすオラ八神!

準備はいっか?

さて、本日は予備試験について。

八神はこのブログでも散々ロースクールではなく予備試験をお勧めしてきました。

理由はロースクールのリスクとコスパの悪さ。

もう受験生なら常識ですよね。

定石といえる予備試験ルート。

しかし、そんな予備試験にもたった一つだけ弊害があると思います。

懸念される弊害は

受験の長期化

です。

まあ、

試験断念のタイミング

がわからなくなるんですね。

もう

コレにつきます。

予備試験は旧司法試験と似ている点があります。

受験回数の制限がなく、誰でも何度でも受験できます。

これは旧司法試験も同じでした。

この受験回数無制限が麻薬なのです。

八神も旧司法試験を経験した者ですのでよくわかるのですが、受験を断念するタイミングがわからなくなるのです。

基本的に受験回数を経るたびに成績は上がります。

ですので、次は合格できるんじゃないか、次こそは、と際限が無くなるのです。

八神も旧司法試験の短答に合格したばっかりに、泥沼にハマり込んでしまいました。

今思えばあそこで圧倒的不合格であれば諦めがついたのでしょう。

パチンコをする方はわかると思うのですが、負けを取り返そうとするあまりさらに負けていく状態です。

投資した時間と費用を回収すべく法曹以外の選択肢を考えられなくなります。

麻薬のように深みにハマり、気づけば受験の目的もわからずマシーンのように受験を繰り返す

本来何のために受験していたのか。

受験することが目的になり果てます。

そして気づけば年を取り周囲には誰もいなくなります。

司法試験ジャンキーです。

ゾッとしますよね。

司法試験不合格の末路、それがこの私、八神です。

受験自体を否定するわけではありませんが、断念する事の大切さも頭の片隅に置いてほしいと思います。

私の感覚では

続けるより止めることの方がはるかに難しい試験です

そして一度司法試験ジャンキーになってしまえば、通常の生活に戻るにはかなりの時間自分と向き合い折り合いを付けなければなりません。

要は社会復帰の為のリハビリ期間です。

勉強時間が長期化するほど、心の傷も大きくなりリハビリ期間も長期に及びます。

八神は今その渦中にあります。

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予備試験は司法試験ジャンキーになるリスクがあります。

自分が生きている大切な時間

それをどこに投資するか。

ある程度ご自身の中で、区切りとなる年齢をつけておくと良いかもしれません。

試験を断念することはカッコ悪いことじゃありません。

むしろ私からすると、よくそのような大きな決断をしたと賞賛したい。

断念の過程で多くの葛藤がありご自身と向き合ったのだと思います。

失敗した自分と向き合うのは本当に辛いこと。

今の自分を過去の自分が許せるだろうか。

沢山思うところがあったはずです。

でも、これから先そのことを評価してくれる人や企業に出会うかもしれません。

その出会いは一生を変えてくれるかもしれません。

人生は時に残酷なまでに辛い。でも捨てたもんじゃない。

今になってようやくそう思えてきました。

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