司法試験の勉強に明け暮れると、どうしても人と比べちまう。
あいつに答練負けた。
俺より成績下位のあいつが合格した。
俺は
俺は。。。
とな。
司法試験に受かってからもそうだ。
修習でも同じように、成績を比べちまうだろう。
法律事務所の就職先でもまた同じように人と比べるだろう。
就職したら案件数や年収でもまた比べるだろう。
一体いつまで比べるんだ?
俺は思う。
他人と比べる事は、最も簡単かつ人生最速で不幸になる方法だと。
比べる時に誰を基準にする?
アインシュタインか?イチローか?
否、自分と同レベルの同級生や知人を基準にするだろ。
つまり、比べる対象はいつも自分と同レベルだ。
アインシュタインやイチローから見ると、実にくだらん底辺のどんぐりの背比べ。
比べること自体が如何に無意味で非生産的な作業かわかるだろ。
比べることは謂わば、精神的な自殺への近道。