天才の司法試験勉強法をマネしてはいけない
書店に行くと、1年間で司法試験に合格した勉強法等、勉強法に関する本をよく目にします。
「1年間で合格」
非常に興味をそそられますね。
魅惑のキャッチフレーズ。
ついつい、購入しようかなと手が伸びますね。
この勉強法さえマネすれば俺も1年で弁護士だ!
でもちょっと待った。
著者の経歴を確認ましょう。
司法試験在学中合格、東京大学主席卒業、ハーバード大学卒、MBA取得、ついでに公認会計士取得、おまけでTOEIC満点等々。
現実にアニメみたいな方、いるんですよね。
ねえ、みなさん。
こんな方の勉強法をマネして同じ結果を出せますか?
スーパーカーと原付
産まれ持った才能とセンス。
理不尽ですが、世の中には如何ともしがたい能力の差というものが存在します。
天才は、頭に積んでいるエンジンが違います。
言うなれば天才はジェットエンジン付きのスーパーカー。
しかし、一部の天才を除き殆どの受験生はカローラや軽自動車なわけです。
中には原付で司法試験に挑む者もいます。
同じ距離をヨーイドン!で走った場合、どうなりますか。
スーパーカーで1年かかる距離を原付で挑むと、一体何年かかるでしょうか。
原付の人がスーパーカーの人のアドバイスを鵜呑みにして同じ結果が出せますか。
マネをするなら同レベルの合格者
マネをするなら、同じ能力・学歴の「短期」合格者の勉強法にすべきです。
同じ程度のエンジンを搭載しながら、短期で合格しているのですから、その人に見合った効率的な勉強法を実践しているはずです。
数多の合格者を見てきた私です。
振り返れば、合格者の多くはその人に見合った合理的勉強法を実践していました。
まとめ
自分の能力を見極めて、似たような短期合格者の勉強法をマネしましょう。
スーパーカーには要注意です。