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生産手段を持たない者

生き方

日本のサラリーマンを見ていて思うことがある。

もし彼らが会社という組織を離れた際、自らお金を稼げる人は一体どれくらいだろうと。

自らお金を稼ぐとは、ここでは生産手段を持つことを意味する。

雇われて賃金をもらうのは誰でもできる。

言いたいのは、雇う側又は個人で生産できる側に回れるのはどのくらいか、とうことだ。

恐らく殆どの人間は脱落するだろう。

農地などの不動産、あるいは家畜を所有しているのなら話は別だが。

大概のサラリーマンはそんなもの持っていない。

自動車修理などの高度な技術があったとしても工場が無ければ意味がない。

人間は一人になった時、案外脆いもんだ。

自ら自分の得意な事を他人に売り込み、お金に換えること。

これって実は至難の業だと思う。

こんな不安定な世の中。

組織なんてあてにならない。

自分で生きていく術を持たなければならない。

そういった意味では士業は、事務所という城、パソコンという刀を携えて1人で稼ぐことができる稀な職業なのかもしれない。

司法試験にパスすることはある意味生産手段を獲得したといってもいいだろう。

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